新編日本古典文学全集 (23) 源氏物語 (4) (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
長大な物語『源氏物語』も、その半ばを迎え、ストーリーはますますドラマチックになっていきます。本巻所収の若菜上から幻巻までは、古来「第二部」と称され、光源氏若き日の恋を描く、「桐壺」巻からの第一部、源氏死後のその子息たちの物語「宇治十帖」を含む第三部との間の、源氏晩年の物語である。 そして、この「第二部」は、ストーリー性において、非常にドラマチックに構成され、読む者をして、古代の物語であることを忘れさせ、ぐいぐいとひっぱられてしまう不思議な魅力をもった物語である。 女三の宮という高貴な女性を新たに妻として迎えいれることから、この物語はスタートする。それまで、幼い時から愛情を注いで共にくらしてきた紫の上への裏切り。そして今度は逆に、その女三の宮に裏切られる源氏。そして、その不義の子・薫の誕生。愛する紫の上の死、等々、さまざまな事件が源氏をおそい、その晩年を騒がせていく。源氏は次第に世を捨てる決心を抱くにいたる。 校注の先生方は、それぞれ、現在望みうる最高の執筆者で、今日到達した学問上の最新成果をとりいれています。 同一ページに、原文、現代語訳、注がはいり、誰でもが、この日本古典文学の最高傑作を読むことができます。
出版社からのコメント
若菜上、若菜下、柏木、横笛、鈴虫、夕霧、御法、幻を収録。恋に、紫の上の死、妻の裏切りなど晩年の源氏に訪れる陰り。
この一冊で読める!「日本の古典50冊」 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
『古事記』から『東海道中膝栗毛』まで、50冊がこの1冊ですべて読める。各作品のダイジェストから、時代背景、名場面、作品の“より深い”味わい方までを徹底網羅。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
阿刀田 高
1935年東京に生まれる。早稲田大学第一文学部でフランス文学を専攻。国立国会図書館勤務を経て作家に。短編集『ナポレオン狂』で直木賞、また『新トロイア物語』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
高校生のための古文キーワード100 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
古文では、人の気持ちを表現する心情語が読解のキーワードである。本書は、その心情語を中心に、古語を100語ほど厳選して収録し、『源氏物語』『枕草子』など有名作品の例文を訳つきで紹介しながら、わかりやすく解説する。根本の語義・語感を重視し、関連語・慣用的用法などにも触れてあり、豊かな古典の世界への格好の案内者となるだろう。コラム「読解の知恵」は重要な構文・語法を説き、これも必読。
内容(「MARC」データベースより)
心情語を中心に、古文読解のキーワードとなる100の古語を収録。「源氏物語」「枕草子」など有名作品の例文を訳つきで紹介しながら、わかりやすく解説する。根本の語義・語感を重視し、関連語・慣用的用法にも触れる。
良寛―詩歌と書の世界 (単行本(ソフトカバー))
内容(「BOOK」データベースより)
書を鑑賞し、漢詩・和歌・書簡を読み、良寛を知る。
内容(「MARC」データベースより)
雪深い越後の僧、良寛の跡を慕う人々のための書。良寛の書を鑑賞し、漢詩を読み、和歌を味わい、書簡に親しむ。発句も少々。良き解説文と、良寛を深く理解する写真家の写真が、読者を良寛に近づけてくれる。〈ソフトカバー〉
古今和歌集 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
紀貫之ら四人に勅撰和歌集作成の命が下ったのは延喜五(九○五)年のことであった.『万葉集』以後長いあいだ,公の席では漢詩文が隆盛を極めていただけに,選者たちの喜びは大きかったに違いない.約十年の歳月をかけ,古今の和歌を精選して成った.作風は万葉風にくらべ理知的・内省的で技巧に富み後世に絶大な影響を与えた.
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
紀貫之ら4人に勅撰和歌集作成の命が下ったのは905(延喜5)年のことであった。『万葉集』以後、公けの席での漢詩文隆盛の中で、はじめて「やまとうた」を選ぶ貫之たちの喜びは大きかったに違いない。10年の歳月をかけ古今の和歌を精選して成った。作風は万葉風にくらべ理知的・内省的で技巧に富み、後世に絶大な影響を与えた。
日本書紀〈4〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「巻第二十敏達天皇」から「巻第二十六斉明天皇」まで。聖徳太子の十七条憲法、遣隋使、さらに、中大兄皇子自ら蘇我入鹿に剣を振う、大化改新につながるクーデターの場面など、中央集権的な国家の確立に向う過程をいきいきとした筆致で綴る。
現代語訳 平家物語 下 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「祇園精舎の鐘の声…」で始まる平家滅亡の壮大な軍記物語を『咲庵』などの傑作で知られる戦前の芥川賞作家、中山義秀の名訳でまとめた現代語訳版。下巻では、屋島を離れた平維盛の入水、屋島合戦での那須与一の活躍、壇浦合戦での清盛の妻と幼帝安徳天皇の入水などが語られる。そして、維盛の嫡男の六代御前が斬られるに至って、平家の子孫は永久に絶える…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中山 義秀
1900‐69年。小説家。福島県生まれ。早大時代に横光利一らと知り合い、卒業後に三重県津中学の教員となってから「早稲田文学」に参加。教職を追われ妻と死別後の一三年に『厚物咲』で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
古事記 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
『古事記』の撰者は藤原不比等である。この大胆な仮説を裏付けるべく、梅原猛が初めてその現代語訳に挑戦した記念すべき作品。日本語の祖語が保存されているアイヌ語を駆使して、「枕詞」など、従来読み解けなかった難解な文章の意味を明らかにしていく。
内容(「BOOK」データベースより)
『古事記』の撰者は藤原不比等である。稗田阿礼という人物は、藤原不比等以外に考えられない。「原古事記」には柿本人麿もかかわっていたのでは?このような大胆な仮説を裏付けるべく、梅原猛が初めてその『古事記』の現代語訳に挑戦した記念すべき作品。アイヌ語は縄文時代ゆかりの日本語の祖語と考える著者は、アイヌ語を学びなおして、「枕詞」など従来読み解けなかった難解な文章の意味を明らかにしていく。
古事記と日本書紀―「天皇神話」の歴史 (新書)
出版社/著者からの内容紹介
古事記では死んで黄泉に行くイザナミが日本書紀では死なない──両者を別の神話として読む画期的論考
【古代天皇神話】──『古事記』『日本書紀』において、神話は、天皇の物語の1部であった。それは天皇神話というべきなのである。「古代神話」とか、「日本神話」とかいうのは正しくない。まず、『古事記』でも『日本書紀』でも人間のはじまりについて語ることがないということに、きっかけをもとめてはじめよう。世界としての成り立ちを語るのは、イザナキ・イザナミの国作りの話である。イザナキ・イザナミが男女として交わって、「大八島」の島々や、海・風・木・山・野等の神を生む。二神が生むというかたちで、国土とさまざまな自然的要素の出現を語るのであり、まさに世界の生成を語るものである。話の筋だてからいえば、『古事記』も『日本書紀』もほぼ同じだが、いすれにせよ、そのイザナキ・イザナミの話のなかで人間のはじまりについて語ることはないのである。──本書より
内容(「BOOK」データベースより)
古事記では死んで黄泉に行くイザナミが日本書紀では死なない―両者を別の神話として読む画期的論考。
誰も教えてくれなかった日本神話 (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
神々が泣き、笑い、謳(うた)う 大らかな日本人の生の原型!!
宇宙、地球の誕生からはじまる壮大な神々のドラマと雄大な自然観は、現代人に送られた太古からのメッセージ。物語にちりばめられた“生きるヒント”や“豊かな心の道しるべ”が、きっと見つかる!!
「日本神話」は単なるおとぎ話ではなかった!それは、尽きることのない深遠な真理が秘められた、古代人の大らかな自然観と言霊(ことだま)が豊かにこめられた日本民族の、驚くほど深く広い思想の宝庫であった。“日本の神さまのお話”をひもといてみる。読みすすめていくうちに、やさしくふしぎな力が働いていることを感じとることができる。知られざる面白さとダイナミックさを楽しみながら、古代人の創造力に触れる純粋な読み物として、息吹を感じとれる読み物として味わってみる。日本神話をこよなく愛する著者の解説と解釈を織りまぜながら絵と文で、“誰も教えてくれなかった日本神話”のすべてをわかりやすく紹介していく。
内容(「BOOK」データベースより)
「日本神話」は単なるおとぎ話ではなかった!それは、尽きることのない深遠な真理が秘められた、古代人の大らかな自然観と言霊が豊かにこめられた日本民族の、驚くほど深く広い思想の宝庫であった。“日本の神さまのお話”をひもといてみる。読みすすめていくうちに、やさしくふしぎな力が働いていることを感じとることができる。知られざる面白さとダイナミックさを楽しみながら、古代人の創造力に触れる純粋な読み物として、息吹を感じとれる読み物として味わってみる。日本神話をこよなく愛する著者の解説と解釈を織りまぜながら絵と文で、“誰も教えてくれなかった日本神話”のすべてをわかりやすく紹介していく。